「ガーディアン・プリンセス (コバルト文庫)」19世紀初頭のロンドン。侯爵令嬢でありながら、裏では怪盗ガーディアン・プリンセスとして活躍中のヴィヴィアンは、いきなり怪盗バロンに唇を奪われて、次第に心も奪われていってしまう。時を同じくして、彼女に…

「きのうの世界」塔と水路のある町で、殺人事件がおきた。その事件を追って現れた「あなた」と、町の人が、殺された男と会ったときの過去の話が交互に語られる。第一章の「あなた」という語り口はよかった。少し怖い展開にあっているのだろう。しかし、ラス…

ファミ通文庫 FB Online http://www.enterbrain.co.jp/fb/ の「“文学少女”の秘密の本棚」の第五話。 前の「牛魔王」の話とはうってかわって、切ないラストだった。心葉くんもまー二人を見つめる目線が……ぐはは。

「法廷士グラウベン (講談社X文庫―ホワイトハート)」中世ドイツの法廷都市エッラでの法廷士グラウベンの活躍。歴史もの＋法廷ミステリという、少女レーベルとしては異色作品。読んでいて、ライトノベルぽさはほぼ感じるところがありませんでした｡グラウベン…

YOMIURI ONLINE 日本の作家びっくり！申請なければ全文が米グーグルＤＢに http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090225-OYT1T00066.htm 米国のgoogle社は、世界中の著作物を、やめてくれという申請がなければ全文をデジタル化する権利を取得した、との…

「ライタークロイス (富士見ファンタジア文庫)」騎士を目指して槍を修行してきた田舎育ちの少年。騎士の採用試験を受験しようとするも、早速すりにやられて有り金がなくなった上に、居候先の家が差し押さえされて入れない。やむなくバイト先をなんとか確保は…

魔法製作所のせいで、と書くと印象悪いな……魔法製作所が好きならどうよ、とAmazonくんからやたらハーレクイン系をおすすめされるのだが、白人の女の人＋イメージっぽい風景な感じの表紙ばかりなので、読んでみようという気になれない。こういう個性がないの…

「金の王と銀の姫 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」ウラル国の王、アレンと元敵国の姫君、パールが政略結婚することになった。最初はわがままなだけだった、まだまだ幼いパール姫が、いろいろと自覚していく様子がほほえましいです。よい番外編。 『人間…

「Love and Peace」キワミさんがKiwami Marketで連載中。恋愛ほぼなしの青春もの。このタイプの小説は、ネットでは希少なので、かつ読んで面白い作品を探すのはとても大変なのです。外見美少年かつオールマイティーな高校生女子ががんがんキメる話。今連載中…

「金の王子と青の軍団 -神の眠る国の物語- (ビーズログ文庫 こ 1-4)」「黒の騎士と赤の淑女 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」「金の王子と金の王 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」「金の姫と金の王 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」ウラル国の王女…

「ドラゴンファームはいつもにぎやか (ファンタジーの森)」「ドラゴンファームのゆかいな仲間〈上〉 (ファンタジーの森)」「ドラゴンファームのゆかいな仲間〈下〉 (ファンタジーの森)」「ドラゴンファームのこどもたち〈上〉 (ファンタジーの森)」「ドラゴ…

今日のひとりごとに読書感想追加。 「魔女の戴冠〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)」魔法が使えるようになった世界。白魔女のエリート校、聖エレオノーラ女学院のキアラは、たった一人の家族である兄を殺したマフィアのドンを憎み、黒魔術に手を染めることを…

「流水宮の乙女―漆黒の風とはかなき花の面影 (コバルト文庫)」獅子龍神をまつる流水宮の乙女として十三年間を過ごしてきた落華と、彼女を守ることを生きがいとしてきた乙女、飛沫。飛沫はなぜか新たな流水宮の乙女として獅子龍神に選ばれ、国の危機を救うた…

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet」転校生の海野藻屑は、とても可愛いけれど変なことばかり言っている。彼女に興味を示さなかった山田なぎさは、なぜか藻屑に友達になれと言われる。なぎさは、美しいけれどひきこもりの兄を抱えていた…

はてなキーワードの活字中毒……九つあてはまりました。別にいらいらはしない……と思う。

「プラスマイナスゼロ」神奈川県なのに田舎の葉崎市。今回のお話は、女子高生三人娘が主人公。ちょっと暴力的で過激なユーリ、深窓のお嬢様なのにとことん不運なテンコ、そしてどこどからどこまでもフツー、のミサキが死体に会ったり、いろいろな事件に出会…

「とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)」怒涛の修学旅行の後。大河はまだ学校に来なくて、竜児はノイローゼ気味。竜児をあたたかく（笑）見守るクラスメイトとゆりちゃん。大河が何事もなかったかのように学校に復帰するが、それだけではもちろん終わらない。彼らの想…

「雨にもまけず粗茶一服」茶道の名門の長男として生まれた青年が、後を継ぐことが嫌になって家出。いやよいやよと言っているのになぜか茶道の本場、京都で居候生活をすることになってしまう。茶道コメディ。京都でコメディといえば、やはり万城目学さんです…

「インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア)」カジュアル系ホストがいる、ホストクラブclub indigoが舞台のミステリ。日常の謎ものというよりは、犯罪より。今回は、ホストが主人公の短編が数本。ちょっと設定が甘いところががあるので、裏の…

「テンペスト 上 若夏の巻」清国が衰退してきた時代。琉球王国の現状を憂う少女真鶴は、己を宦官処置されたと偽り、男性宦官として王宮に勤め、その栄華を極める。列強の力がひしめく琉球王国は、このまま滅びていくしかないのか……。前半はめくるめく展開に…

「過去と未来の狭間―占い師SAKI〈3〉 (集英社スーパーファンタジー文庫)」大学生の美貌の占い師、早希（男）が主人公。旅館存続のために奮闘する話と、早希が狙われる事件の二本。後者は今までの話にはない展開だった。早希自身が危機に陥り、自分自身の状況…

2009/01/21の「カラミティナイト-オルタナティブ- (GA文庫 た 6-1)」の感想に、作者の高瀬彼方さんからコメントをいただきました。 http://d.hatena.ne.jp/psycheN/20090121#p2 旧版が大好きだった自分としては、うーん、という感想だったのですが、苦笑なが…

「サンシャイン&ヴァンパイア〈下〉 (扶桑社ミステリー)」ヴァンパイアなどの魔物と人間が地域的に戦っていて、魔法もあるけれどバスも走っている世界。小さな街のコーヒーハウスのパン職人、サンシャインがヴァンパイアに捕われて危機一髪！しかし、一緒に…

今一番楽しみにしているアニメは、「RIDEBACK」。ストーリーはテロが絡んだりしてうさんくさい気配だけど、なんといってもライドバックの動きが凄い。あと、音楽もちゃんと盛り上がるし、背景も美しくて素晴らしい。 主人公のりんは、バレエをやめてしまって…

実は私、毎月の書籍に使う代金って、数えたことがほとんどありません。 こころゆくままに使ってもいいものが一つくらいあってもいいじゃない……というとなんだか違います。ただこわいからです。 メディアマーカー http://mediamarker.net/u/psyche/log/mny?da…

「サンシャイン&ヴァンパイア〈上〉 (扶桑社ミステリー)」ヴァンパイアなどの魔物と人間が地域的に戦っていて、魔法もあるけれどバスも走っている世界。小さな街のコーヒーハウスのパン職人、サンシャインがヴァンパイアに捕われて危機一髪！しかし、一緒に…

「スナッチ」大学卒業を控え、婚約者の両親にあいさつに来たぼくは、銀の雨に降られ、それ以降の記憶を失くしてしまい、気がつくと三十年後の「僕」の中にいた。ありとあらゆるものが変化していたこの世界で、ぼくは、生きていけるのか？西澤保彦さんのSF題…

「退出ゲーム」少し粗暴な女子高生、穂村千夏は幼馴染のハルタのことが好き……なわけはなく、新任の部活の顧問である先生に片思い中。吹奏楽部のメンバーをそろえるため、千夏とハルタはいろんな「事件」を解決するはめに……。かなりなヘタレだけど、頭はよい…

「太陽の坐る場所」一年に一度の高校の同窓会に、女優の「キョウコ」は今年も現れない。彼らは、高校時代、彼らに君臨していた響子のことを思い出す。かつての同級生が、それぞれの今と昔を語る。表紙から予想していた話とはだいぶ違っていた。かーなーりど…

今日のひとりごとに読書感想追加。 「神様が用意してくれた場所 3 いつかの少年 (GA文庫)」ちょっと不思議なものを見たり、話したりできることのできる香絵は、探偵事務所で事務のバイトをしているが、たまに不思議な事件を頼まれる。といっても、解決したり…