なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

猫ファンタジー

 こちらは猫FT。マンガでたくさんありました。ここまであるとは思ってなかったのでちょっとびっくり。
 ほぼ書影がないのもびっくり(笑)。
 残念ながら入手困難なものも多くあります。半分ちかくそうかもー。(^^;)

夜の童話 (POPLARコミックス)
 同人誌に発表された短編集を集めた珠玉の一冊。ひとつひとつの短編が、よくできています。紺野キタさんの作品では、一番好きです。
 表題作の一編「第一章 ゆきねこ」の猫がもーうらやましくて!たまらんです!貸してくれ!

ひみつの階段 (1) (POPLARコミックス―A zone)ひみつの階段 (2) (POPLARコミックス―A zone)
 女子校の女子寮におこる、不思議なやさしいものたちの話です。すこしさみしいけどあたたかいお話たちが心地よいです。全て一回完結のオムニバスストーリーとなっています。
 寮にふと現れる、見える人には見える猫が出てきます。

Papa told me 20 (ヤングユーコミックス)
 かしこい小学生の知世ちゃんとパパは、都会の中古のマンションに住んでいる。ふたりでいることをたまに他の人からなにか言われたりするけど、ふたりはうまくやっている。知世ちゃんとパパの話だけではなく、他の都会で生きるひとたちの話がほとんど一回完結でかかれています。
 猫がでてくる話はいくつかありますが、20巻に収録されている「EPISODE.98 クライミング・ローズ」にでてくる「私は夜なの」としゃべる黒猫さんの話が一番猫の話としては好きです。

  • 「MUE48時間」(佐藤由惟・小学館フラワーコミックス)

MUE48時間PART1 (フラワーコミックス)
 猫のMUEに憑衣して48時間、MUEとして動くことができる女の子とアイドルの恋愛話。ほぼデフォルメされていない子猫のMUEがかわいーく描けていてすげー好きな作品。MUEとして動いているときは、全て猫の姿で描かれるので、いろんな表情が楽しめてよいです。

真夜中猫王子 (1) (花とゆめCOMICS)真夜中猫王子 (2) (花とゆめCOMICS)
 失恋した澄が拾った猫のぬいぐるみは、夜になると猫のきぐるみを着た「王子」に変身!?この王子がまたのんびりもので全く切迫感がなく、異常にあきらめがよいところがぐー。疲れたときに読むが吉。

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 (2) (花とゆめCOMICS (2969))夏目友人帳 3 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 5 (花とゆめCOMICS)
 昔から化け物が見える少年が、祖母の残した「友人帳」を見つけたことから、化け物に襲われ始める。どうやら祖母は片っ端から化け物からあるものを奪っていて、それを返してほしい化け物たちがたくさんいるらしい。ひとでないもの好きにはたまらない、せつない話もあり。
 主人公の夏目と仲がいいのか悪いのか、相当な力を持ったあやかしであるにも関わらず、ふだんはでぶでへんな顔のにゃんこ姿であるにゃんこ先生が猫です。アニメ化も決定。

  • 「腕の中で眠って」(山内規子・あおばコミックス)

腕の中で眠って―不思議な猫の恋愛事件簿 (あおばコミックス)
 幼い頃にある事件で祖母を失い、従兄も失いそうになった沙都。事件当時の記憶を失っていたが、少しずつそれが戻ってくる。サスペンスミステリー(ちょっと裏技あり)。この事件は、沙都は愛猫を失っていたのですが……というところがポイントです。

まぼろし谷のねんねこ姫 (1) (ハヤカワ文庫 JA (801))まぼろし谷のねんねこ姫 (2) (ハヤカワコミック文庫 (JA805))まぼろし谷のねんねこ姫 3 (ハヤカワ文庫 JA (808))
 突然まぼろし谷からやってきたねんねこ姫は、ねこ型だけどすっごくかわいい。ねんねこちゃんは不思議なちからをもつ道具をもっていて、それらで楽しいこともあるけれどとんでもないことも巻き起こり……みかけはこどもっぽいけど、快感を味あわせてくれる話です。

少年宇宙 (花とゆめCOMICS)
 いつもどこかを遠くをみつめているコンラッド。永遠を少年として生きる彼の親友は、黒猫の姿をしたカノープス。口に甘くはない、透明で硬質な、鉱石のような輝きを持つ物語です。長野まゆみさんに近い世界かも。

  • 「魔法都市ライアヴェック2 緑の猫」(パメラ・ディーン・メガン・リンドーム・ウィル・シェタリー・バリー・B・ロングイヤー・井辻朱美訳・竹生淑子訳現代教養文庫

魔法都市ライアヴェック〈2〉緑の猫
 アンソロジー形式の短編集。表題作はパメラ・ディーン作。加藤洋之後藤啓介さんの表紙が美麗。

  • 「黒ねこの王子カーボネル」(バーバラ・スレイ・山本まつよ訳・岩波少年少女文庫)

黒ねこの王子カーボネル (岩波少年文庫 (2099))
 魔法のほうきと黒猫をうっかり手に入れた少女が、休みの間冒険を始める話。ものがないところから、工夫してなんとかやってみる!という私がとても好きな系統の話。黒猫くんはしゃべってくれます。