読了本
- 「“本の姫”は謳う〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)」西部風の世界で、<本の姫>と一緒に<文字>を収集するアンガスサイドと、天界のようなところから「落ち」てきた「俺」サイドの二つのストーリーが同時進行する。アンガスの過去はまた過酷だなあ……兄はそうくるとはー。この作者なら、もっとライトノベルぽくない物語もかけそうなのになーと少し残念な気がする。こういう話は、他でも読める気がするので。面白くないわけじゃないけど、特筆するほどでもないというか。まあ、まだ買いますが。あー、彼女の言葉づかいがいや〜んな感じでした。
「人は誰であれ、何かを恐れ、不安におののきながら生きている」
「−−……」
「だがそれを言い訳にするな。最初から強い人間などいはしない。私とて、すべてを知るのは怖い。けれど私は、もう後悔しないと決めた。失ったものを嘆き悲しみ続けるくらいなら、今ここで傷を負い、血を流した方がはるかにマシだ」
姫とアンガス「“本の姫”は謳う〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)」(多崎礼・中央公論新社C Novels Fantasia)p170より
- 「Dの女 8 (白泉社レディースコミックス)」デパートでコンシェルジュとして働く女性が主人公の話。マンネリを解消するためか、本格的にシロ導入らしい。