読了本
- 「お釈迦様もみてる 紅か白か (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)」祐巳の同学年の弟、祐麒くんが主人公の花寺学院の話。わーい。祐麒くん大好きなのでうれしい。男子は多分だめな世界に入ると思いますが、コバルトは女子のものなのでいいのです!祐巳ちゃんが実姉としてちゃんとやってくれていますね〜。うふうふ。
この世界は三次元だ。同じものを見ても、見る人の位置や角度によって、まったく別の形に見えることがある。だったら、もっと動き回っていろいろな場所から眺めてみればいい。祐巳は、そのことを教えてくれた。
祐麒「お釈迦様もみてる 紅か白か (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)」(今野緒雪・集英社コバルト文庫)p104より
- 「初春の客 御宿かわせみ傑作選」「御宿かわせみ」の傑作選第1巻。確かに面白い話が絞られている。こどもが出てくる話が好きかな〜。でもやっぱりどうも東吾くんが好きになれません。いい男すぎるところがだめ……。もうちょっとひねまがった人が欲しい!医者のせんせみたいな!
- 「プリンセスロード -まずは借金返済大作戦!!- (B’s‐LOG文庫)」実は母親が異世界の王女様だった、と聞いたみかる。母親の国に行ってみたら、そこでは母親が家出してから三年しか経っていなかった。国の借金のため、母親が婚約していた相手のところに行くことになったみかるだが、その王子様に一目ぼれ?ネット小説にありそうな設定で、流れもそんな感じだが、なかなか面白かった。あまり細かいことを気にしない、異世界王家ものが好きな方にはおすすめ。借金について詳しい、という主人公の設定がなかなか面白いので、次の巻からの活躍を楽しみにしたい。
- 「椎名大百貨店 (サンデーGXコミックス)」椎名高志の短編集。期待していたほどではなかった。ちょっと大人っぽい作品が多かった。重いテーマというか。こういう背景を持っているから、面白いコメディが描けるんだよなあ。
- 「進め! 女優道 1 ≪七夕スペシャルドラマ篇≫ (YA!ENTERTAINMENT)」ある映画で女優だといわれた子役が、スランプに陥っていたときに出演した七夕スペシャルドラマ。子役の話ってマンガでも大好きなのですが、小説いい!面白い!いっぱしの女優としての自覚があり、決して美少女ではないために女優であり続けるためにはどうしたらよいのか考え続けている少女がとても魅力的でした。もうちょっと脇の人も描けているともっと面白かったかも。視点が主役の女の子なので、どうもそこまでは難しいですよね。