なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 百舌姫事件 (トクマ・ノベルズ)」少年探偵、狩野俊介シリーズの最新刊。街にやってきた魔術団は、そのパフォーマンスから話題となったが、同時に盗賊団ではないかととの疑いの噂があった。その魔術団が催した「百舌姫」にまつわる悲劇に隠された謎とは?ちょっといい子ちゃんが鼻につく感もある狩野俊介くんシリーズですが、まだその雰囲気は健在。少し昔の少年探偵(奇怪風味)が好きな人ならおすすめです。
  • 晴れた空にくじら 浮船乗りと少女 (GA文庫)」空を飛ぶ「くじら」が存在する世界で、日露戦争が勃発した頃。くじらの死体から得られる浮珠と呼ばれる浮力を持つ石によって空を飛ぶことのできる船で雇われている少年が、飛び込んできた少女とともに飛び立つ。追ってくる軍から逃げ延びることはできるのか?なぜこの時代なのか、というのが最後まで疑問に残りました。そうするなら、服とか時代っぽい雰囲気とかもっとださないと、意味がないのでは?異世界でもぜんぜん問題なさそうなストーリーだったので、なんだかなーという読後感。特に服。へそだしはこの時代にないだろ。いくら世間知らずとはいえ。必要もなく、露出した服を着るとは思えません。しかも冬。あと、「余談だが」が多いのも気になった。余談を本編に絡ませて上手く読ませてほしいなあ。余談、といわれると、どうしても作者視点になってしまうので、物語から意識がそらされてしまう。次は読まないと思います。
  • ソードジャンカー (GA文庫)」剣を鍛える仕事をしている父親が殺された。そして自分も殺されたはずなのに、気がつくと生きていた。復讐のため旅立った自分を追ってきたのは、同じように殺されたはずの親友、しかもその中身は……!?一巻、とかなにもタイトルになく、こんなとこでおわりかよ!放置にもほどがありますから〜。雰囲気はよくでていると思いますが、秘密がまったくわからないままだったなあ。