読了本
- 「トリシア先生、急患です! (富士見ファンタジア文庫)」魔法がある世界で、魔法医でかつ動物の声を聞くことができるトリシアの奮闘記。いかにもライトノベルな文体なのだけれど、そこで描かれるのが戦闘ではなくてとにかく命を救うことを至上とするトリシアの話なので、楽しく読めた。エンタティーン倶楽部の方(「トリシア、先生になる!? (エンタティーン倶楽部)」)を読みたいがために読み始めたのだが、そこまでいけそうだ。
- 「百鬼夜行抄 17 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)」新刊発売。今回はちょっともちなおしたかな。特に最初の狐憑きの話がおちがわかっていてもほほえましく読めた。なるほどね〜新聞ね〜。でも、ラストの話のラストのコマの律はちょっとひどい顔だ。
- 「舞姫恋風伝―花街の迷走 (ルルル文庫)」二回の反乱も治まり、平和に暮らしている愛鈴たちだが、貴族の奥方たちの嫌がらせに困っていた。奥方たちは、愛鈴を花街の料亭に呼び出して……。う、わー。あまりにお粗末な計画、そして警備にがくぜん。仮にも一国の后の警護がこれじゃ〜。ありえね〜。その後も、隠れているのではなく、どっかに文を出すとかできないのか>愛鈴。うーん、そういうあらすじはまあ、ゆるゆるなんだけど、らぶらぶもーどはもうあてられっぱなし。らぶらぶしているのが好きな人なら許せるのかな、このへんは。でも友達とかは好きなので短編集は読みます。(^_^;)この作者は、もうちょっとスケールダウンした方が面白いものかけるんじゃないかという気がします。王様とかを書くよりも、学園ものとかいいんじゃないかなあ。ロマンチック分がたらねーというのであれば、せめて貴族とか。
(後記)深山くのえさんってBL出身だったのか。知らなかった。最近、少女小説界にBL出身の方々が進出されていますが、いまいち(私に)ぴったりくる人がいないなあ。文法が違うのかしら。今市子さんとかは好きなんだけどなあ。……違うか。きっとロマンチック系の人ばっかりきてる(もしくは私がそれしか読んでない)からだからか。私はそういうの苦手なので。ストーリーでがしっと読ませる人は、(そこでもう地位を築いているから)進出しないのかもね。