- 「迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)」京都に突如現れた地下迷宮。そこには見たこともないような怪物たちが生息し、それらを狩り、生活の糧とする者たちがいた。その死亡率は14%。異常に高い死亡率だが、それに対する各自への見返りのため、彼らは今日も地下へ潜る。あくまで自分の意思でこの道を選び、そしてたやすく死んでいく者、生き残った者、それぞれがあっさりと、そして深く語られます。某RPGが現実世界にあったら、という発想で以前ネットで公開されていたものの商業出版されたもの。(現在は非公開)もともと面白かったのですが、ことあるごとにバージョンアップして、どんどん読みやすくなってきていると思います。視点がころころ変わるのが読みにくい人はいるかも。キャラクターの人数が多いので、覚えられない人は、とりあうず好きな人だけ読んでいればよし。ちょっと大人向け。おすすめです。イラストはあまり好みじゃなくて残念。まあ、とにかくGA文庫よくやった!といいたい。違う作品も読みたいので応援しまーす。
サブタイトルの元ネタ、「バビロンまで何マイル?」の元ネタの最古はマザー・グースです!……というのがわからない人が大部分だろうなあ。
作者さんのサイトで、Webで感想書けば、サイン本にして返送しますサービス実施中だそうです。
http://d.hatena.ne.jp/WizDiary/20081119#p2
- 「「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで」戦前から戦後、現在までの少女小説の歴史、かな。私はコバルト以後の少女小説か、外国の少女小説にしか興味ないのであまり読むところがなかった。韓国の少女小説、とか外国で人気がある少女小説の話は興味深かった。韓国では「おちゃめなふたご (ポプラ社文庫―世界の名作文庫)」が人気があるなんて!私も大好きだったよ!