読了本

• 「魔王城一限目 (ファミ通文庫)」魔王が勇者によって滅んだ世界。魔王のような強力な魔力を持ったこどもは、「魔人」と呼ばれ、恐れられていた。そんな魔人のこどもを集めた寄宿舎のような施設に、教師として訪れた軍人。彼は、魔人のこどもたちとどうしていくのか？ハートフルなかんじなのかなーと読んでいったら、ラスト近くの軍の方針にあぜんとした。こんな軍隊、あるか？ほんちゃんの軍事行動起こして、それでそれ？しかも現場の司令官殺すだけ？そんな規模のちっせーことにそんなに金かけることないんでない？今回がテストだとすると、テストを二回する意味ってないんじゃない？だって、性能の違いが個々でありすぎるもののテストを何回もする意味ってないもん。計測すらしてないのに。せめて、調査をする段階がほしい。とかいろいろしばらくずーっと考え込んでしまった。こんなアホな軍部は滅ぼしちゃえ。存在しても無駄だよ。

• 「楚留香 蝙蝠伝奇〈中〉 (小学館文庫)」武侠世界で、楚留香という怪盗？が仲間と共に、謎に挑む話になってきた。うーん、いまいち、「すごい」「すごい」と言われているだけで、どうすごいのかが伝わってこない。キャラクターも、今までの流れがあるからわかるよねねみたいなところがあって、いまいち関係がよくわからないし。ちょっと読む気が減退しつつある。

• 「アニスと不機嫌な魔法使い2 (HJ文庫)」見た目はこどもだけど凄い魔法使いに養子に入ったアニス。召喚術の勉強に励むが、なかなかうまくいかない。そこへ、召喚術を使うものを狙う教団がやってきた！あまり話が進まないなー（笑）。日常の話が面白いのでいいのですが。アニスはおっちょこちょいというよりは、手のつけられようがない妄想癖といってもいいほどのロマンチスト。女の子はもうちょっと、現実を見てる部分もあると思うんだけどね〜。逆ギレするところはありそうだけど。ばかな子ほど可愛い状態（そうは見えないけど）のシドくんはちょっとかわいそう。

「どうしていつもいつも私を悪者にするの？　たまにはあなたが悪者になってもいいじゃない！　悪者なんだから！」
アニス「アニスと不機嫌な魔法使い2 (HJ文庫)」（花房牧生・ホビージャパンHJ文庫）p189より