読了本
- 「SHI-NO-シノ- 過去からの招待状 (富士見ミステリー文庫)」小学生の志乃ちゃんと大学生の僕との猟奇事件を追うシリーズ。最終巻前ということで、過去編です。志乃ちゃんと僕の再会したときのことが語られます。かなり思わせぶりな終わり方だったので、ラストを読まないとなんとも言えないなー。
- 「結婚伝説 プラティナ編 (フェアベルコミックスシリーズ)」庄司陽子さんによる結婚、恋愛をテーマにした短編集。まあ、だいたいの話はパターン通りなんだけど、「千歳」だけちょっと変わっていて面白かった。死んだ姉がつきあっていたらしい作家の元で助手として働くことになった女性が、姉の死因をつきとめようとする。その真相はあまりに辛いものだった、というストーリー。うーん、これは痛い……。
- 「悪魔(デイモス)の花嫁―最終章 (1) (BONITA COMICS)」小学生の時に立ち読みしていた記憶がある。もっと魅力的な導入部にすればいいのに……えらく淡々としてるなあ。
- 「猫絵十兵衛御伽草紙 1巻 (1) (ねこぱんちコミックス)」江戸時代、鼠除けの猫の絵を描くことを商売としている十兵衛が出会う様々な(化け)猫たちの話。「百鬼夜行抄 (1) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)」というよりは、「KATANA (1) 襲刀」っぽいかな?時代が違うけど。そんな感じの妖と人の世界のあわいの話です。雑誌が猫雑誌なだけに猫の話ばかりですが、なかなかよい。Amazonくんのおすすめにしたがって成功でした。そのあと、猫本をやたら紹介されてなんぎでしたが……。
- 「トトの世界 (1) (Action comics)」「トトの世界 (2) (Action comics)」「トトの世界 (3) (Action comics)」「トトの世界 (4) (Action comics)」犬と同様に育った野性児、トトの出生の謎と彼が成長していく様子を描いた作品。うーん、もうちょっと世界に広がりがあっても良かったかなー。面白くできそうな題材だけにちょっと残念。
- 「人魚亭夢物語 (新しいこどもの文学)」風早の街にある人魚亭という紅茶屋が大好きな女の子が主人公。うーん、いろいろと要素がありすぎてまとまりにかけるかなあー。
- 「シフト〈3〉世界はクリアを待っている (電撃文庫)」高嶋空もまた、≪シフト≫する者のひとりだった。しかし、彼女の場合は≪シフト≫に苦痛を伴い、更に自分自身の体を持たず、ただカレンというレベルの高い女性の身体の中に入るだけだった。カレンは「魔王」候補の元へ旅をしていた。彼女の目的は?「勇者」「魔王」という構図の発生原因は、ということがだんだんと語られていく。なんかこう、作者が推そうとしていることが、私にはあまり興味のないもののような気がしてきた。