2008年以降に最初の巻が出版されたおすすめ作品をレーベル単位にひとつ、挙げてみました。(「死神姫の再婚」だけは2007年が最初の巻)ほとんどまだ数冊しか出ていないので、手をつけやすいかと。普段手を出していないレーベルに手を出す一助となれば。
新人さん、2作目の人がいれば優先してあります。あとでコメントつけるかも。→つけました。(5/26)
・「鳥は星形の庭におりる」(西東行・講談社X文庫ホワイトハート)新人
硬質なファンタジー。貴族のかたくなな少女がとても好みだった。
・「ラーザリューンの少年術士」(みなづき志生・集英社コバルト文庫)新人
学園ファンタジー。最初の巻のラストにびっくりした。
・「金蘭の王国」(薙野ゆいら・角川ビーンズ文庫)新人2作目
毒薬好きのお嬢様が活躍する。薬の使いどころが面白くなりそう。
・「シャーレンブレン物語」(柚木空・小学館ルルル文庫)新人
医師見習いかつ従者の女の子、ミナワが主人公。恋愛未満な関係が◎。
・「死神姫の再婚」(小野上明夜・エンターブレインビーズログ文庫)新人(2007年デビュー)
「お腹痛い」は名言です。鈍いのが好きな人には絶品。
・「ペテン師一山400円」(嬉野君・新書館ウィングス文庫)新人2作目
コン・ゲームを勉強しはじめた中学生。
・「迷走×プラネット」(神尾アルミ・一迅社文庫アイリス)新人
宇宙人の女の子が地球で楽しく過ごしてみる話。続編でないなー。
・「θ 11番ホームの妖精」(籘真千歳・電撃文庫)新人
SFいい話系。「コンピューターをいかに使うか」というところが面白かった。
・「MA棋してる!」(三浦良・富士見ファンタジア文庫)新人2作目
魔法少女×将棋!
・「放課後の魔術師」(土屋つかさ・角川スニーカー文庫)新人
教師と生徒の魔術ラブコメ。二人の悪意のないしてやったりやられたりな関係が楽しい。
・「ラノベ部」(平坂読・メディアファクトリーMF文庫J)
これだけ2巻読んでないけど、1巻は面白かった。
・「ひな×じん」(紙吹みつ葉・エンターブレインファミ通文庫)新人2作目
事情があってネットカフェ難民の女の子が主人公。非常に辛い設定だけど、その中で……というところが魅力的だった。
・「ベン・トー」(アサウラ・集英社スーパーダッシュ文庫)
弁当に懸けるばかばかしくも輝かしい青春。あほもつきつめると素晴らしい(笑)。
・「迷宮街クロニクル」(林亮介・GA文庫)新人
京都にできた地下迷宮へ挑む青年たちの死と隣り合わせの日常。
・「アニスと不機嫌な魔法使い」(花房牧生・ホビージャパンHJ文庫)新人
異世界魔法妄想コメディ。アニスの思い込みの激しさはひどい(笑)。
・「とある飛空士への追憶」(犬村小六・小学館ガガガ文庫)
もう紹介するまでもないぐらい有名作になってしまいました。
・「星図詠のリーナ」(川口士・一迅社文庫)新人2作目
地図をかくことが趣味の王女の話。地図がテーマになるって思いつきもしませんでしたが、そのロマンが満ちあふれた作品でした。
・「フーバニア国異聞」(縞田理理・中央公論新社C Novels Fantasia)
未知の怪しげな国の探検、そして帰国後には……。風物が非常に楽しい。
・「楽園まで」(張間ミカ・徳間書店トクマ・ノベルズEdge)新人
双子が雪の中を手をつないでとぼとぼと歩いていく景色が心に残りました。
・「世界画廊の住人」(栗原ちひろ・幻冬舎コミックス幻狼ファンタジアノベルス)
その設定から考えさせてくれる世界の広がりがファンタジーの醍醐味だよなー。
・「不全世界の創造手」(小川一水・朝日新聞社朝日ノベルズ)
技術屋というものがつくる「自由」が非常に魅力的だった。