- 「舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)」舞面家を久々に訪れた大学生の真面。叔父からの依頼は、ある謎を解くことだった。ラスト手前までは米澤穂信の伝奇ミステリぽくて面白かったんだけど、このラストは〜「面白さ」ってそんな世俗的な方向にいかない方が好きさー。ちぇ。どうもこの作者さんとは、ラストの好みが違うっぽい。
- 「ストラトスフィア・エデン (HJ文庫)」主役のカナタがどーも好きになれなかった。いいところもあるだけに残念。
- 「おと×まほ 7 (GA文庫)」オトコノコなのになんでか魔法「少女」をやることになってしまった彼方の受難。いつも側にいた「モエル」がいなくなってしまって、彼方がするべきことは……。いやー、燃えた。このシリーズは、ほんとに燃えるところがすごく快感で好きじゃー。
(なるほど、これが――)
しかしこの窮状で、"凶悪なノイズ"は満ち足りた想いを心に感じていた。
「――想い、という奴か」
エフェクト「おと×まほ 7 (GA文庫)」(白瀬修・ソフトバンククリエイティブGA文庫)p175より
- 「鴻池小町事件帳―浪華闇からくり (ハルキ文庫―時代小説文庫)」大塩平八郎の乱から七年。かつては豪商として大塩に攻撃された鴻池家ももりかえしていたが、若後家の澪は実家でたかりを見かけてしまう。そこを救ってくれた町人はどこか怪しげで……?またしても(笑)大阪が舞台の時代ミステリ。澪はお嬢様育ちなんだけど、そこに甘えることなく、しっかりと目の前のものをみつめる気概が美しかった。それに比べて男子は……(笑)。