読了本

• 「地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)」家が島でペンションをやることになってしまった灯子。店すらないこの島で、灯子はなじんでいけるのか……。元コバルト作家の杉本りえさん作。イラストのtoi8さん目当てで読んでみました。灯子はけっこう都会じゃなくても生きていけそうなんだけど、なかなか同い年の男子となじめなくて、そこをなんとかしていくところが快感だった。呼び名には別の理由があったのかとおもったら、思ったより直球だった。ちっ。犬がすごくなじむのに役立っている、というのにとても納得。犬はそんなこと考えないもんね！

　この島はなんと勇壮で、野武士のようにかっこいいのだろう。そして、仮にもわたしはここに住んでいる。そう思うと背筋がぞくぞくする。
「地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)」（杉本りえ・ポプラ社）p80より