読了本
- 「asin:4125011389:title」光の神の化身とされる王が統一している王国を舞台とした、ある一時代の様々な人々の生き様を描いた作品。ある物語では「この人はこう思っていた」と書かれていても、それは本当のその人の気持ちなのかなんて、わからない。実際にはこうだった、というようなところが描かれていてぐいぐい読まされる。面白すぎ。「炎輝晶」はラストまで全くわかってなかった……やられた〜(嬉しい悲鳴)。悲しいラストだったけど、でもそれで満足したかのような、生き切った彼女にご満悦。「黄輝晶」では、ラストの美しい情景が描かれ……次の巻ではどうなることやら。奇跡起こるよね!このシリーズでは、「夢」と称されますが、従来思っていた「夢」よりは確固たる、しかし手が届きにくい、それでもあきらめられない、努力というよりはすさまじい積み重ねの後に手が届きそうになるもの、という印象でした。翻訳ファンタジーが好きな人にもおすすめです。
- 「姫君返上! 聖母に焦がれた者 (ウィングス文庫)」少年なのに皇女として育てられたアレク。異母姉のノエルがまた事件を持ちこんで……。悪魔退治もいいけれど、やっぱりノエルのラブコメはすごい破壊力だ……!今回はジーク兄ちゃんがあまり出番なかったけど、次は主役か?