読了本
- 「半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)」シリーズ最終巻ですが、短編集で、しかも遠子先輩が編集者になって担当した新人さんの話になっていました。……ですが、遠子先輩のあまりの可愛らしさ＆無邪気な振りっぷりに脱帽……！（笑）爆笑ポイントがいくつも。ありがとうございました。
- 「風読みの巫女とはぐれ退鬼師 恋月夜の儀式 (角川ビーンズ文庫)」風読みの巫女を目指す明日香は都を訪れるが、兄につきまとわれて思うようにいかない。明日香の夢は叶う日が来るのか？二巻目にして最終巻かー。いやー、この蓮夜くんの様変わりはちょっといかんのでは……(^_^;)いくら後がないとはいえなー……。残念でした。結局、人間に悪者がいないという展開よりは、悪者をつくるほうが私は好きだなー。一番怖いのは人間、ということで。あと、未来を見る能力が一巻ほど役立っていない気がしたので、もうちょい序盤から役立ててほしかった。
- 「満ち潮の誘惑 (ヴィレッジブックス)」聖職者の娘のハリエットは、化石の収集が大好きなオールドミス。洞窟で化石を探していたハリエットは、盗賊がそこを根城にしていることを発見し、領主ギデオンへ手紙を出した。ギデオンは過去に起こした過ちから「野獣」と呼ばれていたことも知らずに……。表紙からは想像もできない、ラブコメな内容でした。ハリエットが結婚諦めているからといって、破天荒すぎるふるまいがものすごい。領主さまにそれゃねーだろよ（笑）。「過ち」犯した後も、結婚する気ないからいーんです！とか言い張ったり、でもギデオンの過去に対する「許し」の感情がとてもよかったです。ギデオンはギデオンで、ヒーローにあるまじき（笑）ひねくれものさ加減が素敵でした。いやー、二人はよい組み合わせだわ。組み合わせ的には、「死神姫」っぽいかも。海外ロマンスの王道な「いきおくれ」＋「過去に傷ついた男」な組み合わせですが、二人ともずばずばものを言うところと、男が傷ついていてもそれがひねくれる方向へいってしまうところが変わっていて面白かったです。
