読了本
- 「聖グリセルダ学院の祭典 (ルルル文庫)」暗殺者になるべしと育てられたティエサは、一般学生としてグリセルダ学園に入学。多少(笑)不審に思われつつもなんとか友達もできた。学園祭を前に、護衛対象である少女がやってきた。しかし、本人は護衛などいらないと言い張り……。うわ、そんなえぐい事情があんのかよ……。きもちわる〜。兄上がんばるんだぞ!奇人変人当たり前なのが楽しめる人ならおすすめです。
(聞くのと殺るのとじゃ大違いだってよく言うけど、恋も同じなんだなあ)
「聖グリセルダ学院の祭典 (ルルル文庫)」(鮎川はぎの・小学館ルルル文庫)p88より
- 「遠き祈り-左近 浪華の事件帳 (双葉文庫)」男装の美女左近は、裏で大阪を守る組織の一員だ。人形芝居の一座が殺された件の真相をつきとめようとしていた。「禁書売り―緒方洪庵浪華の事件帳 (双葉文庫)」の前日譚。あちこちで蘭学とか学者とか、ニヤニヤしてしまうワードが……。そして兄は兄で、あまりに妹に甘すぎるのにまたニヤニヤニヤニヤ……。若狭見てらんねーなあ。おい。
学者なんぞという青びょうたんを、左近は基本的に信頼していない。やはり男は強くなければと思う。剣術もできぬ男の度胸なんぞ、たかがしれているに決まっている。
「遠き祈り-左近 浪華の事件帳 (双葉文庫)」(築山桂・双葉文庫)p288より