なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 恋のドレスと翡翠の森 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)」ドレスの縫い子(というかドレスメーカー)であるクリスと、公爵家の御曹司シャーリーのラブストーリーも終盤戦。シャーリーの父母へようやくあいさつをすることを許されたクリスは、いよいよ……!いんろいんろと盛りだくさんな巻でした。パメラにちょっかい出す高飛車貴族(所詮労働者なんてそんな扱い……)やら、リコやらリンダやら闇ドレ側の人物も誰が誰を信用していいのやら混沌の中。しかし、リコとクリスの共通点も明かされたことですし、リコの結末は、こういう方向かなあ……というものが見え始めました。死んでラストとか絶対やめてくださいね!(^^;)リコは、生きて幸せにさせないと意味がありません!クリスもようやくシャーリーへの秘密をなくしてきていて、二人の関係はかなり落ち着いたものになってきています。(そうでないと、不安で仕方がない話になってしまう(笑))パメラもしっかりとクリスの味方、手を出させない態度がステキでした(笑)。大人の女性が読む恋愛物語として本当におすすめです。夢物語ではなく、ひとりひとりが、それぞれ物を考えて生きている物語としてとても楽しく、心地良く読めます。
  • 理想の妻のたくらみは (オーロラブックス)」結婚したくないがために、架空の妻をこしらえたアレックス。しかし、いきなりその「妻」が現れ、屋敷にすみついてしまった。彼女は詐欺師?それとも……。まあ詐欺師なんですけど(笑)、詐欺師(物語では)好きなのでどツボでした(笑)。それだけでなく、ストーリーや感情がとても私の好きな感じで、どストライク。この作者は追っていかなくては……!でも、オーロラブックスって廃刊っぽいんだよね(^^;)ヒーローのアレックスが放蕩者ではなくて(女遊びはしてるけど)、すごく「つまらない男」扱いされているのが、面白く感じた一因だと思います。どーしようもない(とは私は思わないけど……)男が、規格外れの妻によって変わっていく、面白いじゃないですか!おすすめです。
  • 求めあう指先 (ハーレクイン・ディザイア)」恋人に殺された友人が残した言葉は、息子の叔父を頼ってほしいというものだった。こどもに興味がなさそうだった彼は、レベッカと会ったとたん、その態度を変える。妻の浮気が原因で傷ついたバツ一男と、過去の傷から男性恐怖症気味の女性とのラブストーリー。友人の息子ではあるけれど、こどもを精いっぱい守ろうとするレベッカは非常に好感が持てますが、恋愛部分はそんなに興味が持てなかった。