なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)」「賜物」を得て生まれる両目の色が異なるこどもたち。彼らの異能は、周囲の者を脅えさせ、そして尊崇の対象だった。殺すための「賜物」を得て生まれた王の姪であるカーツァは、殺し屋として王に飼われていたが、ある王子と出会ったことから、その運命は転換期を迎える。いやー、カーツァが何しても身体的にダメージをほとんど受けない「俺ツエー」なキャラなのがとてもライトノベル的だった。そんなカーツァが王に愛想を尽かして、王子と旅立ち、ある謎の解決に向かう……というのがストーリーの主筋なのですが、その敵が持つ「賜物」が曲者……ではあるんだけど、……え、そんな解決方で?といか多少力が抜ける展開だった。まあ「俺ツエー」って感じのキャラなのでしかたがないか。王子も王子だしなあ……面白いのは面白かったけど、もうふたひねりしたり、「クシエル」ぐらいのすさまじさがないと、大人はひきつけられないかも。いろいろとつっこみどころが多くて、特に不思議だったのは、この世界って、毒って存在しないの?ということ。毒があればかなりの確率で殺せたのでは!と思ってしまいました。いくら特技があろうと、人間なんだし……いや、もしかして毒は効かないとか?うーん、病気しないんだからそれもまたありそうか……爆弾とかだとどうなんだろうとか(笑)。どこまで大丈夫か、マッドな彼であればテストしたかったろー。青い髪があとで役立つかと思えばそうでもないところがちょい残念(笑)。まあ、なんだかんだつっこみながらけっこう楽しんでは読んでいました。
  • 絵でみる 江戸の町とくらし図鑑」江戸時代の主に町民の暮らしに焦点を当てたガイド本。江戸時代の職業の多さにあぜん。こんなに物売りがうろちょろしてたのかー。すげーな。あと、火消しになぜかやたらこだわっていて、様々な纏などがずらーっと並んでいるのは壮観でした。こういうのはフルカラーがいいねん。