読了本
- 「ご主人様はご機嫌ななめ (ルルル文庫)」借金のかたに強欲爺と結婚させられそうになったパミーナは、最後の手段として「悪魔の屋敷」で働くことを決意した。「悪魔」は美形だったが、とてつもなく口が悪かった。パミーナは無事勤め上げることができるのか?ちょっと悪役がなんだなあ……という感じでしたが、ラブコメ部分はよし。この結末でシリーズ化は難しくないかね?
- 「漢方医・有安 波紋 (朝日文庫)」漢方医の有安先生はある事情から血のつながらない娘を育てているが、同じように養子の娘を育てようとしている元侍を弟子にした。今回は、子どもを養子にして売り飛ばす一味がいるという話など。どれもやるせなさが少し入った話で、しかし娘のお雪ちゃんのすっとんきょーなふるまいが笑いを誘います。お雪、尻見せろって……そこまで……(笑)。どんだけ甘やかしたらそんな娘っ子ができるんだー。(ぜったい有安先生はお雪に甘いよね!)有安先生が剣の腕が立つのも、普段の医療の腕もあるので嫌みなく、爽快です。おすすめ!
- 「ムジナ探偵局 名探偵登場!」古書店の貉堂に同居しているムジナ探偵局。依頼人なんか見たことないと近所の人は言う。小学五年生の源太はムジナ探偵の後をついてまわるけれど、事件は「人間ではないもの」も関係していて……。昭和の日本が舞台のミステリ。今のこどもはもちょい「ませてる」ので、源太くんは小学三年生ぐらいな印象です。(というか表紙ちっちゃすぎないか(笑))ひとでないもの+ミステリって意外とあまりない感じがするので貴重。
- 「あなたのそばで見る夢は (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ヒ 1-2)」19世紀後半のアメリカ。家族を失ったアメリアは、文通相手のダラスと婚約し、結婚するためにテキサスへやってきた。しかし、出迎えたのはダラスの弟のヒューストンだった。いまいち……。あて馬くんがかわいそう……。