読了本
- 「天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)」全10巻のSFシリーズ、ですが、各巻での話のつながりとほとんどなく、登場人物の薄いつながりがあるぐらいなので、どの巻から読んでもOK!と思います。SF好きなら読むは当然、好きでなくても、物語好きなら試してみてほしいシリーズです。今回は、ある惑星の一農民(用語は違えども、悩みはあまり私たちは変わらない)と、「ダダーのノルルスカイン」の物語が交互に語られます。特にノルルスカインの話が燃えた!!この、単位を見よ!という様がまさにSF。何かを超えていく様を目の当たりにできるのが、SFの特色であり、すばらしいですね!説明口調な地の分も、他の巻と違っていて面白かった。次は何を見せてくれるんだろう?
「人が、可憐に滅んでいくさまを」
ノルルスカイン「天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)」(小川一水・早川文庫JA)p316より