- 「英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)」父親を亡くした子爵家令嬢は、婚約を目前として、男装して記者見習いに!相棒のイラストレーターは、のんきな貴族のぼっちゃまっぽい人で……。この時代の記者とイラストレーターというのは、なかなかいい組み合わせかも。そして、ミステリが少女小説なのにちゃんとしていて面白かった。「夜の虹 (夜の虹シリーズ) (コバルト文庫)」が好きな人はもーちょいラブコメなこのシリーズも楽しめるかもです。コバルト文庫は、昔からミステリもあったシリーズなので、もっとミステリ増やしてほしいわ〜。おすすめ!
「ねえ、ちょっと待って。いまのあなたの話を整理すると、そのJ・Bとかいうパートナーは友だちがいなくて暇な金持ちの変人で、おまけにたいして仕事熱心でもなくて、唯一の救いは顔だってこと?」
「英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)」(久賀理世・集英社コバルト文庫)p95より
- 「江の島ワイキキ食堂 4 (ねこぱんちコミックス)」江の島の食堂のマスコット猫(実は化け猫)のお話。猫もの!という感じのぶりぶりした感じがなくて、なかなか気に入っているシリーズです。
- 「三蔵法師の大唐見聞録 第2巻 (あさひコミックス)」三蔵法師という身分を隠して、盗まれた経典の後を追って旅立った玄奘。「玄奘西域記 (1) (小学館文庫)」の数年後が舞台。宗教がテーマの作品ってなかなかないのだけれど、その上この玄奘は体育会系(笑)なのでおしつけがましくなく読める。前作から好きだったので、楽しく読めそうです。
「『宗教とはこの世を自在に動かす道具のひとつ』――ということだ」
「三蔵法師の大唐見聞録 第2巻 (あさひコミックス)」(諏訪緑・朝日新聞社)p117より