読了本

• 「デ・コスタ家の優雅な獣 (角川ビーンズ文庫)」マフィア社会で生きることを余儀なくされた少女の生きる道。とっても気弱な女の子が、生きるために芯を保ちつつも変わっていく話。今のところ恋愛っぽさはなし。結婚とか言ってるけど、生々しいし……てゆーかさ、女系なら、別に夫がどれかじゃなくてもいいのでは？養子にすればいいんだし。濃いいほど能力を受け継ぐ率が高いってことかしら……あまり濃くても良くないような印象の話っぷりだったので、そこが納得いきませんでした。可愛い女の子がしたたかになっていく、という話が好みなので、もうちょっと読んでみます。

• 「あまからカルテット」学生時代から、月に一度の会合を行っている四人組。料理にまつわる日常の謎＋女の友情、恋愛話など。もう少しどろくさい方向に行くと苦手なんだけど、料理ネタだったのがよかったのか、楽しんで読めた。ちょっとみんなの仲がよすぎな気はするけど、まあそこは見逃していいでしょ。ラストのどたばた話は読んでいてニヤニヤしてしまった。

• 「乱れ髪 残心剣　剣客相談人４ (二見時代小説文庫)」なんでも屋をしている長屋の殿様の、今回の任務は、幽霊退治。一冊にいいサイズに話をつくるなあ。今回もどこかのほほんとした感じが、捕り物っぽくなくて面白かったです。シリアスすぎないのが好き。