読了本
- 「希土類少女」身体にレア・アースなどの希少鉱石を宿す少女たち。彼女たちは国家に管理され、不自由な生活を強いられていた。彼女たちを住まわせるための施設の管理側の人間である江波は、一人の少女と出会い……。ラストへの展開がちょっと冴えなかった。冴矢ちゃんがふびんなのも痛々しい。
- 「夢追い月 (ハルキ文庫 こ 8-1 時代小説文庫 蘭学塾幻幽堂青春記)」せっかく大好きな蘭学を学ぶため、命の恩人であり憧れの対象だった師匠の元にやってきたのに、師匠はのんだくれたり女遊びだったり、ちっとも講義をしようとしない。熱心なで真面目な蘭学大好き少年の奮闘。時代が江戸時代なだけで、学園YA（男子校で、寮には女の子がいる的な）だなあと思いました。表紙が雰囲気をよく表しています。この設定なら、不思議要素はいらないような気もしますが……。
「気ぃ強うて自信ない。そのくせ負けず嫌いや」
「夢追い月 (ハルキ文庫 こ 8-1 時代小説文庫 蘭学塾幻幽堂青春記)」（小松エメル・角川春樹事務所ハルキ文庫時代小説文庫）p270より
- 「ふたり静―切り絵図屋清七 (文春文庫)」江戸の町が舞台のミステリ。武家の庶子出身の浪人、清七郎は町の人の事件を解決したりしていくうちに「夢」とその達成に必要な人材を見つける。夢とは、江戸の町の地図をつくることだった。
- 「レガッタ! 水をつかむ (YA! ENTERTAINMENT)」濱野京子さんのYA青春スポーツもの。主人公がテンションがあまり高くならないためか、筋を追っている感じであまり盛り上がらなかった。女の子同士の友情が好きな人は面白いかも。
