なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 英国マザーグース物語―哀しみのロイヤル・ウエディング (コバルト文庫)」女の子であることを隠して、記者の仕事を続ける令嬢のセシル。その相棒は、実は兄に決められた婚約者だが、彼もその身分を隠していた。やー、面白いっ!このシリーズいいわ〜。最近コバルトでいまいちよいシリーズがなくなってしまった感があったのだけれど、これはおすすめシリーズになりそうです。ラブコメもいいけど、ミステリ(日常の謎)もありで、かつ「いま」がもうすぐ終わってしまうことが保証付きなのが、スリリングさ+刹那のこのときの大切さ、さみしさを増長してよいです。

「わたしには、いましかないのに」
セシル「英国マザーグース物語―哀しみのロイヤル・ウエディング (コバルト文庫)」(久賀理世・集英社コバルト文庫)p218より

  • イミテーション・プリンセス (レジーナブックス)」プリンセスのふりをして、「ダチ」の皇帝のもとへ嫁いだ公爵家令嬢。しかし、陰謀が彼女をとりまいていて……。うーん、あまりにも都合よすぎかな……ひきこもり、というか監禁まがいな扱いを受けていた彼女が、そこまで人の心理に詳しくなれるものか、表情に出さず、演技をしきる能力があるのか。ちょっとうまくいきすぎなんじゃないの?と思えて仕方がありませんでした。残念。