読了本

• 「公儀鬼役御膳帳　春疾風 (徳間文庫)」「公儀鬼役御膳帳　ゆずり葉 (徳間文庫)」食に関する公儀隠密の家柄であることがわかったが、庶子の自分が本当に「頭」となっていいのか、悩み続ける主人公。これはあれだな、少女小説の「わたしこんなブスなのに……」とかいってるヒロインだな。いい仲間も得ていて、ライトノベルのヒーローのような恵まれかた＆憎まれ方です。主人公には、犬並みの臭いに敏感な能力と、味に関する知識と感知能力があって、これはもう異能レベル。……とか思ってたら、なんかのっぴきならない状況に。まーこんな楽天家の反対の主人公がそんな簡単にしあわせになれるわけはない……けど……ここで終わりかよ！！鬼役は作者ですぅ……。単なる隠密ものではなくて、主人公が別の世界も持っているのが好感が持てます。