なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 緑の瞳のアマリリス (ハヤカワ文庫SF ク 12-1)」孤立した惑星で文明は退化し、代わりに超能力が使われるようになって久しい世界。他人の能力を強化するプリズム能力者としての仕事をしているアマリリスは、実業家のトレントのプライベートな調査を「仕事として」手を貸すことになった。しかし、その仕事で知った事実から、恩師の死の真相を知りたくなってしまい……。海外ロマンス作家として著名なジェイン・アン・クレンツ(アマンダ・クイックという別名あり)のSFロマンス作品。超能力の描写、設定がロマンス離れしていて面白かった。このくらいの内容をロマンスでも読めたらなあ。パラノーマルでも楽しめるんだけど〜。トレントが不満もたらたら言いながらもアマリリスにつきあうのが、いいコンビな感じでよかった。ロマンス苦手な人はダメかもだけど、おすすめです。

「少しぐらいお楽しみを見つけたっていいころよ。根性なくして栄光なし」
緑の瞳のアマリリス (ハヤカワ文庫SF ク 12-1)」(ジェイン・アン・クレンツ・和爾桃子訳・早川文庫SF)p500より

 たぶん和爾桃子さんの訳もよかったのだと思います。ロマンスには訳のちからも大きいと思う。