なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)」再読。最新巻を読んでから読むと、ガイマーやらなんやら、最初から出ていたことに驚きました。フェオはオリジナルももっと読みたかったなあ。チカヤはこの後、どんだけ変わったのか、また語られる時が来るのかしら。正典もされされるときが来てほしい。
  • 風色デイズ (ハルキ文庫)」スポーツがテーマのアンソロジー。「海と真珠 (ハルキ文庫 う 8-1)」のスピンオフがあると聞いて読んでみました。ちょっと、すげーいいでない!新キャラ嬢がとてもいいわー、三人でおしゃべり&つつきあうところが見たい! 大崎梢さんの作品は、なんと主人公がスポーツをしない!(笑)そうきたか。大崎さんのだけ日常の謎でした。
  • 飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)」実は未読。ケストナーはいくつか読んでいて、好きな作品もあるのですが、読みそびれていました。「草子ブックガイド(2) (モーニング KC)」で気になったので読んでみることにしました。クリスマス前のギムジナウム(全寮制のドイツの男子校)。さまざまな少年たちがひしめきあって生活している様子が生き生きとしていて、気持ちが前に、ではないけれど伝わるように描かれていて、とても読んでいて楽しかったです。読み継がれるのもわかる。そして日本人がこの話を好きなんじゃ……というぐらい日本人ぽいところがこの物語には感じられました。先生から生徒から敵から、みんなそれぞれ魅力的でしした。

 人生で大切なのは、なにが悲しいかではなく、どのくらい悲しいか、だけなのだ。子どもの涙が大人の涙より小さいなんてことは絶対にない。
飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)」(ケストナー・丘沢静也訳・光文社古典新訳文庫)p18より