- 「夢の宮―名はなき縁(えにし) (コバルト文庫)」中国風の異世界にある鸞国の王宮が舞台の続いていないシリーズ。どこから読んでもOKなのがほとんどです。久々に鸞城に帰ってきた琥古。王子妃と王子の関係がうまくいっていないと聞いて、改善に乗り出すが……。琥古の正体がなかなか明らかにならないのがミステリ的で面白かった。コージーじゃないけど、それに近いコメディっぽい雰囲気なのがよかったです。こういう作品、別のシリーズでもいいからもっと読みたいなあ。
- 「二四〇九階の彼女 (電撃文庫)」塔の中の階層世界をひたすら渡り歩いている少年とカエル。彼らの目的は「塔を出る」こと……。 「夏空のモノローグ Portable (通常版) - PSP」のシナリオ担当の西村悠さんのライトノベルデビュー作。「夏空のモノローグ Portable (通常版) - PSP」に近い台詞とかでてきて、うっときます。
「重要なのは実際に未来に不幸せがあるかどうかじゃなくて、自分たちの選んだ未来に【幸せ】があると信じられるかどうかなんだと思う」
「二四〇九階の彼女 (電撃文庫)」(西村悠・電撃文庫)p107より
- 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)」ダンジョンには出会いがある!という理想を持って冒険者になったベル。弱小【ファミリア】で孤軍奮闘するが、なかなかうまくいかなくて……。なかなかにハーレム(特にロリ神)だけど、もう一冊くらい読んでもいいかも。
- 「幸せを売る王女―ロスト・プリンセス・トリロジー〈1〉 (MIRA文庫)」ヨーロッパの王国から亡命中の王女のうち二人は、行商などをして市井の中で暮らしていた。領主の男に屋敷に招待されてしまった第二王女のクラリスは、自らの出自を秘密にしながらも、彼にひかれていくのを止められなかった。出だしの行商のシーンが面白そう!と思って古本で購入。なかなか面白かった。女性がしたたかなのがいいですね。そしてそして、なんという引き!こんな引き、海外ロマンスで初めて見ました。この引きだけでも読んだ甲斐があった。
- 「雨柳堂夢咄(14) (Nemuki+コミックス)」ひっさびさに、雨柳堂が帰ってきました!やったー!単独の話ばかりですが、それも好きなのでよかったー。天神さまの話が一番好きです。