読了本
- 「ROUTER(桜ノ杜ぶんこ)」目覚めると、「わたし」は自分に関連する記憶をすべて失っていた。同様に記憶がないらしい青年と、東京を目指して、誰もいない世界を歩き始める。「夏空のモノローグ」のシナリオ担当の西村悠さんのライトノベル作品。「キーリ」っぽいかなー……でもあれほどラブコメでもないか。かなり静かな世界なので、なかなか商業的には難しいかも。表紙は綺麗でよいですね。
- 「(P[む]1-7)コンビニたそがれ堂 空の童話 (ポプラ文庫ピュアフル)」不思議なコンビニたそがれ堂と、もう絶版のSF児童書「空の童話」にまつわるお話。児童書には、思いが詰まるよな〜。漫画家、編集者、本屋さん、読者など、いろいろな立場のひとからのお話でした。「奇跡」で解決されないところが好きです。
『ほんとうに大切な願い事は、言葉にしなければいけない。そうでないと叶わない願い事もある』
「(P[む]1-7)コンビニたそがれ堂 空の童話 (ポプラ文庫ピュアフル)」（村山早紀・ポプラピュアフル文庫）p297より
これって、自分以外のちからが必要な願いってことだよね。独力でなんとかする願いも素晴らしいけれど、他の人の力も借りて、しかも他の人の願いも叶える願いって素晴らしい。
