2014-04-06 読了本 読書 「夢も定かに」奈良時代の後宮に勤める女官三人の物語。それぞれに個性あふれる乙女たちの恋愛と仕事模様が描かれていて、コバルト文庫とか氷室冴子さんとか、そのあたりの単語が頭に浮かびました。言葉がくだけていて、ライトノベルっぽいので読みやすかった。王とか妃とかになるうるはずもない下級貴族出身の女の子たちが、それぞれにできることやしたいことを胸に抱えつつ奮闘したり失望したりする姿を読むことができました。