- 「(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚のはずが大波乱!?- (ビーズログ文庫)」死んだはずの彼が、生きていた!?孤立したシレイネは少しずつ足がかかりを掴むが……これは確かに大波乱。もうすぐ続きが出るまで待ってよかった。よーやっと秘密も明かされてきて、これはもう終盤だよね?どんな解決にしてくるか、楽しみです。
- 「その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)」クリスマスの日の階段島。それぞれの人がそれぞれのままで変わらないけれど、辛い気持ちを抱えているのは、彼らが「捨てられた人格」だから。その鬱屈が読んでいてくすぐってきます。実に河野節だなあと読んでいて思いました。
- 「orange(5) (アクションコミックス(月刊アクション))」最終巻。自殺した友人を10年たっても後悔なしに思い出せない五人の大人と、その10年前の高校生たち。それぞれが必死にできることを想う。すごく臆病な主人公が勇気を出していく過程がぐっときて、何回も読めました。もう少し、「手紙を裏切っていく」ところが描かれたらもっとすごい作品になっただろうなあと思ったけど、手紙の「彼女」が語るのもよかった。おすすめです。