2014〜2015年新文庫レーベルおすすめ
新潮文庫nexなど、一般文庫でのライトノベルっぽい表紙のエンタメ文庫が最近流行しているので、その中で私が読んで面白かったものをレーベル別にご紹介。
MediaMerkerでは他の作品も。→http://mediamarker.net/u/psyche/tag1/2014%EF%BD%9E2015%E5%B9%B4%E6%96%B0%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81/?st=pubaz
- 講談社タイガ「シャーロック・ホームズの不均衡」(似鳥鶏・講談社)
両親を殺されて児童養護施設で妹と暮らしている高校三年生。ある人から呼び出されて向かった先では不審な出来事が……。「ホームズのような」特殊な能力を持つひとびとのお話。
高2の夏、家の事情でそれまで部活すらできなかった美咲は、親友のあとを引き継ぎ、演劇部の「ブタカン」デビューした。しかし、演劇部の面々は変人ぞろい。トラブル続きの演劇部!
有名な小学生将棋指しだった子が入学!ひとりぼっちの将棋同好会をやっていた女子高生は、彼女を強引に勧誘するけれど……。先輩も強引だけど魅力的で、後輩ちゃんも人に慣れない獣的だけど可愛らしくてとてもよかったです。
恋人と仕事をなくし、失意の中で北海道を訪れた彼は、自称「魔女」の農園で働くことになる。人づきあいが嫌いな彼女は本当に心の中を読むことができるのか?魔女さんの頑なさと、それでもな魅力、彼女にひきよせられるひとびとが楽しく読めます。
「隣人さん」といえば、妖精の別名。ヨコハマには実は「隣人さん」専門の部署があって、関連の案系を扱う探偵がいた。その探偵さんの「おじいちゃん」のもとにひきとられることになったマニ。妖精のしっかりとした知識のもとに描かれる、マニの目からみた新しい世界がまぶしく、でもマニが楽観的ではない感じが楽しく読めました。
これだけ時代小説のレーベルです。職人として生きている大年増手前のお話。ちょっとしたふしぎな存在もいるけど、基本職人話な感じで面白かった。知野みさきさんの描くきっぷのいい女性がよかった。