- 「ヴィクトリアン・ココア レディースメイドと銀の暗殺者 (一迅社文庫アイリス)」ココアが大好きなメイドさんの裏の顔は……というお話。といっても、その稼業はほぼ黙認で、その稼業の依頼を受けて他の貴族の屋敷に(表向き)メイドとして出向いて事件に会うという、なかなかない設定かも。幼馴染はちょっとヘタレ過ぎなので(それを見守る屋敷の連中もぬるい(笑))すが、アレとくっつくのもどうかなー……?(笑)「エージェント・コード~恋の陰謀は執筆のあとで~ (一迅社文庫アイリス)」のわんこ好きだったんだよなー。読みたい……。
- 「月の魔法は恋を紡ぐ ~繋がる想いは永遠に~ (ビーズログ文庫)」最終巻。主人公たちで解決できてたらもうちょっとよかった!と思えたような気がする。まーラストは「ロリコンは滅びろ!」の台詞ですよね(^^
- 「わが家は祇園の拝み屋さん (角川文庫)」京都の和小物屋をしている祖母の家に身を寄せることになったひきこもりの少女。彼女がひきこもるようになった理由は……?
- 「六秒間の永遠」警察官になぜなったのかと始終聞かれる「僕」。そうするしかなかった、「僕」の理由は……。ちょっと話がバラバラとしていて、もう少し違う事件でもよかったんじゃないのとか思いました。
- 「12番目のカード〈上〉 (文春文庫)」「12番目のカード〈下〉 (文春文庫)」16歳の高校生の少女が、図書室で襲われた。彼女は無事だったが、そのあとも彼女は狙われ続けて……。このシリーズ初のティーンエージャーが(ほぼ)主人公という作品でした。個性の確立したティーンエージャーとライムの対決が楽しく読めました。かしこい女の子は好物なのでとても楽しかった。どんでん返しは今回は控えめかな。でも、ライムについて一つよいことがあったのでよかった。勇気をだすこと、大事。
「だが、ジーニー、これだけは訊きたい。一つでもいい、完璧な場所の名前を挙げられるか? どの通りも黄金で舗装されているような街がどこにある? 住民の誰もが隣人を愛しているような街がいったいどこにある?」
「12番目のカード〈下〉 (文春文庫)」(下)(ジェフリー・ディーヴァー・池田真紀子訳・文春文庫)p311より