読了本
- 「メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫)」音楽が苦手なのに、アイドルのマネージャーになった男の子と、ある過去を持つ女の子の話。ヒロインのひとりごとが好きだ。石川博品さんはやっぱり「ちょっと変わっている」のに、だれにでもぐっとくる話がうまい。好きだわー。
ナズマは選ばれてよろこんでいた。希望の高校に入ればすべてがかわり、うまく行くと思っていた。
「メロディ・リリック・アイドル・マジック」(石川博品・集英社ダッシュエックス文庫)p300より
- 「落ちぬ椿: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社時代小説文庫)」布に絵を描く「上絵師」としての修業を重ねる律。両親は既に亡くし、弟の成長を楽しみにしているが、身分違いの幼馴染との恋は既にあきらめているはずだった……。実に女性目線で、でも似顔絵かきなのでミステリ要素もありつつ、なお話でした。続き出ますように。あ、幼馴染はヘタレです。