なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • 額を紡ぐひと」亡き婚約者の仕事であった額装師となった夏樹。絵だけではなく、様々な思いのこもる「もの」を彼女は額に収める。そんな彼女がつくる額縁は、「祭壇」のよう。「額」に収めるということは、どんなことなんだろうと思いました。あまり谷さんのお話は私は合わないところはあるのですが、これは面白かった。みんな仲良し、でもないところもよかったです。

額の中で時間を止め、額とひとつになったとき、眺め物思うための象徴、モニュメントになる。
額を紡ぐひと」(谷瑞恵・新潮社)p87より