読了本
- 「夜空の呪いに色はない (新潮文庫nex)」ヒーロー不在、という状況。立派に物語になります。
――僕は、真辺由宇の全部に恋をしているんだ。
どれだけ変わっても、これからさらに変わるとしても、そのすべてを受け入れて、次の関係を築くんだ。
――欺瞞だ。どれだけ変わってもいいなら、相手が真辺由宇である必要もない。
と彼が言う。
「夜空の呪いに色はない (新潮文庫nex)」(新潮文庫nex・河野裕)p122より
これ、前からうーんどうなんだろと思っていました。自分のことでさえ、「どんな自分でもいい」とは言えないきがする。