- 「パンドラの秘めた想い (ライムブックス)」この時代の女性なのに結婚しない、仕事に生きると決意したパンドラが「名誉を汚された」後の選択。ラストのほうの展開はいまいちだったけど、とちゅうまでのヒーローが落ちるところが楽しかった。
なんと、パンドラは本当にふらふらと円を描いて歩くのだ。ガブリエルの中にやさしい気持ちがわきあがり、胸がずきんと痛んだ。
彼女が円を描いて歩いた先がすべて自分につながっていたら、どんなにいいだろう。
「パンドラの秘めた想い (ライムブックス)」(リサ・クレイパス・緒川久美子訳・原書房ライムブックス)p165より