2019-04-20 読了本 読書 「お茶壺道中」平和の象徴として「お茶壺道中」を見物するのが大好きなお茶屋の坊主が、立派に成長していくまで。けっこうすんなり出世していくので、そこはみどころではないなと思いました。 「イシイカナコが笑うなら」一見優秀だが、やる気のない教師生活を続けている菅野。目の前に現れたのは、「イシイカナコ」……?後悔を残している「あの時」に戻ることができたら、という話ですが、ラストが爽快感がないのは、この作者のくせのようなものかなあと思いました。 「月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話)」船宿のちょっとふしぎな女主人の話。霧で迷いこんだような、「蟲師」に近いかもしれない。おすすめです。