読了本
- 「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 (アイリスNEO)」自分が悪役ラスボスとなってしまうと気が付いたが、だが民のため、家族を幸せにするために、何を自分がすればいいのか?自分は死ぬと確信している主人公が、悲劇にひたらず、自分の能力を他者のために使う姿がけなげです。支える側のことも思ってくれ。面白かったです。
- 「水を縫う」高校生の息子だけでなく、社会人の姉、父母、祖母、そのまわりのひとなど、いろいろな視点からの話だった。幼い頃のトラウマから、「かわいい」と言われることが嫌になった姉の話が、一番近いかなあ。わたしもひらひらのレースとか昔から嫌で、ぜんぜん着たくなかった。刺繍は大丈夫、とか抜け道がいろいろあるんだけど。祖母の、「年寄……だからなんなの?」というひらきなおりが一番よかった。