個人的ポインツが下がる場合
個人的に、読んでいてこういう要素が出てくると自分の中の評価が下がってしまうポイント。でも、他に良い点がめちゃあれば読む気も上がります。
- どうしてもこの人がいいんだ!という理由が描かれていない。
一目ぼれとかがあるにしても、もう一段階進んで好きになるには、何か理由が欲しいです。
- 好みの女の子がいない(笑)
男性はいなくてもいいんだけど、女の子が総じていっかにもな「キャラクター」だと読む気がなくなってきてしまいます。まったく出てこないならそれでもいいんだけど。
- 運命が!とか悲劇!とか。
悲劇に酔っている感じとかが苦手です。どんなときも忘れないもの、運命を乗り越える力が欲しい。ロマンチックな感じもこれに入ることがままあります。
- 吸血鬼
なんとなく、運命、とか悲劇方向に話が進みそうなので。偏見ですが。「死が二人を分かつまで〈1〉 (新書館ウィングス文庫)」はとても面白かった。
- 文学
文学とはどうも相性が良くない。読めるものは非常に少ないと思われます。落ちがないからかも。
- 「いい話」
「いい話」だけで終わってしまうもの。少しは皮肉やしみしさ、やるせなさ、かなしさなど他の感情がほしい。
- 思わせぶり
思わせぶり、出し惜しみが激しすぎると読む気力がなくなってきます。
読了本
- 「ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)」VR・MMORPGの世界から抜け出せなくなった人たち。彼らはこの世界で死ねば「死ぬ」と言われ、外界との接触もなく、戦う日々を続けて二年がたった。ソロプレーヤーの主人公は、二人で組まないかと誘われるが思わぬトラブルに巻き込まれていく。なるほど。人気が出るのもわかる感じでした。主人公とヒロインはプロトタイプな感じですが、だからこそこの世界設定に合うような気がします。恋愛部分など気持ちの面で、少し動機が不足しているような気がしました(ヒロイン→主人公はいいけど、逆が)が、釣りはよかった。裏の裏がありそうな設定だなあと思ったけれど、意外とさくっと終わってしまった。私は彼女が実は操り人形だったらとか想像して楽しんでいたのに(笑)。ところで、現実世界で二年も植物人間状態の人を全て飼っておけるほど日本って裕福なんだ〜。平和な国だな〜。事故として殺しちゃう生活苦な家族とかいそうだよなーと思っていました。ラストはちょっとあぜんとした。FFかよ。みたいな。まあ、二巻は短編らしいので、それなら読んでもいいかな。もう少し大がかりな裏のある物語を期待していたのでちょっと期待していたほどではなかった。中盤はなかなかおもしろかっただけに残念。
- 「左京区七夕通東入ル」京都を舞台とした女子大生の恋愛・友情もの。京都が舞台、というとどうしても森見登美彦さんの小説を思い出してしまいますが、あそこまで破天荒なことはなく、わりと淡々と進んでいきます。風変わりな理系の男三人との仲良い感じが好きでした。
- 「大人のためのイギリス児童文学 (NHKシリーズ NHKカルチャーラジオ・文学の世界)」まだ読んでませんが。NHKラジオで10月から始まる講座のテキストです。聞けるかはわからないけど……とりあえず購入!
- 「警視庁幽霊係と人形の呪い (ノン・ノベル)」ヘタレ幽霊担当係刑事が、今度は「二代目幽霊係」と出会う?まあそううまく話が行くわけはなく(笑)、またしてもへろへろになってしまう柏木君です。最近結花の影が薄い気がする。それでいいのか!成仏しちゃうのか!結花!今回は高島さんがかなりメインでよかった。