「ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))」夫を亡くした子持ちの主婦が、生活しながら殺人事件の解決に挑む話。ほんとに生活じみてるのが面白い。すさまじいスケジュールをこなす三人の子持ち主婦。シリーズとして楽しく読めそうなので期待。おじさんがすきです。…

「退職刑事 (1) (創元推理文庫)」退職した刑事が、現役刑事の息子の受け持っている事件を解決する、安楽椅子探偵もの。時代はかなり前らしく、戦災が〜とかたまに書かれていることがある。妙に性的なことが原因な事件が多い気がするけど、そんなもんなのだろ…

「青年のための読書クラブ」女学生たちの集う、聖マリアナ学園の「読書クラブ」には代々変人が巣を作りやすく、名もなき女学生「ぼく」が残した「クラブ誌」には、その歴史が残されていた。「赤朽葉家の伝説」よりは小粒な少女たちの軌跡。一番私が好きなの…

読書感想を今日のひとりごとに追加。 「世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)」世界を救った勇者が、その後つくった家族は、それぞれ、「世界を救う者」だった！という話。父母と兄弟姉妹全員がなんらかの力を持っていて、それぞれ「世界の危機」を察して…

「眠れる島の王子様 (コバルト文庫)」主人公である文鳥が、はるか過去の「魔法」を実践したら夢に見たのは、一人の少女。彼女は一日ごとに一年ずつ年をとっていく。彼女と文鳥は、「運命の人」なのか？どういうラストにするのかと思ったら、こういう感じか。…

「ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)」転校してきたちょっと粗暴な小学生が、謎の小学生「パック」と仲良くなる話。なかなか痛快。面白かった。シリーズものにしてほしい。 「クジラのソラ〈04〉 (富士見ファンタジア文庫)」 「中等部超能力戦争」ちょ…

「黄金の王 白銀の王」架空の国「翠」を治める王族には、二つの血筋があり、お互いがお互いを憎しみ合い、殺し合いを続けていた。二つの血筋の、それぞれの長の男子が、「翠」を他国の侵略から守るため、お互いの血筋を絶やしきることをあきらめようとしてい…

「輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫)」人間は、魔法を使うことはできない。しかし、「魔道具」を介して魔法を使うことができ、「魔道具」をつくることもできた。しかし、見習い薬師の少年はうまれつき「魔道具」を使うことができなかった。幼なじ…

「バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)」成績別編成クラスな上に、成績で「設備」まで差別される学校で、最低ランクのF組が、A組に挑戦する話。クラスとクラスがテストの成績によって「戦争」を行なえるという設定。ルール付きゲームのジャンルとして、なか…

今日のひとりごとに読書感想を追加。 「天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)」小川一水（マイ）ブームに乗って、未読本を解消するぞ。つーても小川一水さんの未読本はこれだけですが。宇宙ステーションのようなところで、大災害レベルの事故が起こ…

「愛玩王子~瑠璃色の卵~ (ルルル文庫)」人間界で同居することになった王子。不気味な館に押し入ると、そこには魔界からきた王子の友人がいて、探し物を手伝ってほしいというが……。「好き」ということと「触る」ということについての一冊。なかなかここまで深…

「納骨堂の奥に (創元推理文庫)」叔父を埋葬しようとして納骨堂を見たら、なぜかレンガで封印されていた。あけてみると、そこには白骨化した死体が……。目が見えず、耳が聞こえない二重苦を負った義母の世話に明け暮れる夫婦の若妻が、忙しい毎日の間を縫って…

「魔使いの弟子 (sogen bookland)」魔法使いではなく、「魔使い」の弟子になった、七番目の息子の七番目の息子。弟子にはなったものの、最初はボガードの扱い方や薬草のことなど、あまり面白くないことばかり。恩を売られた女の子に、裏庭の魔女にケーキをあ…

「理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)」市立高校の文化系クラブが部室を持つ「芸術棟」に、現れた幽霊。それは、本当に幽霊なのか？ちょっとやる気のない高校生が主人公で、米澤穂信とか好きな人にはいいかも。ただ、ラストの伏線なんてなかったよね？…

「たらいまわし本のTB企画」というものがあるのは、以前から読んでいたのですが、今回の企画が「夢見る機械たち」というつられる内容だったので参加。 今回の企画は、奇妙な世界の片隅でのkazuouさんの企画で「夢見る機械たち」です。 昔から人間は「道具」…

「時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)」ETという謎の敵性体との戦いにより、太陽系を撤退しつつある人類は、オーヴィルら「メッセンジャー」をつくりだした。「メッセンジャー」たちは、短い準備期間の後、人類を救い出すための不帰の旅へ出ることが決まっている。オ…

今日のひとりごとに読書感想追加。 「図書館革命」武力を行使してまで、「図書館の自由」を求める図書館と、メディア良化を目指す委員会との対立を描いたシリーズ第四作にして、完結編。前作での人事の大改編の後、彼らが立ち向かった事件は、ある作家の命を…

「SHI‐NO―シノ‐支倉志乃の敗北 (富士見ミステリー文庫)」第二部開幕。思っていたよりも早いな。今回は館もの。ある芸術家の屋敷に招待された志乃と彼。しかし、さこであんな惨劇が起こるとは……というストーリー。あれを描いたのは実は彼だとかそんな予想をし…

療養中。

「キューピッドの涙盗難事件―ベイカー街(ストリート)少年探偵団(イレギュラーズ)ジャーナル〈1〉 (ミステリーYA!)」ベーカー街のイレギュラーズ（浮浪少年たちをホームズが集めて使っている）を主人公とした話、なのかと思ったら、イレギュラーズの少年たち…

「まどろみの闇 深き水の眠り (コバルト文庫)」主人公は、平凡な女の子だったが、ある事件から自分が蛇巫であることを知る。彼女に近づいた水蛇を、その時は遠ざけてしまったが、今度は彼女が追っていた。夏休みに海へ行った主人公は、思わぬ事件に巻き込ま…

「赤朽葉家の伝説」鳥取の製鉄業で名を成した名家、赤朽葉家の女三代記。戦後の「山から来た民」の娘で、赤朽葉家の嫁になった万葉、万葉の長女で輝かしき不良だったマンガ家毛毬、毛毬の「普通」の娘、瞳子のそれぞれの人生が、瞳子の視点から語られる。そ…

「扉の外〈2〉 (電撃文庫)」あれからどう続けるのかと思いましたが、その他の人のその後なのですねえ……。むー。蒼井ちゃんが鳥籠に囚われ、その周囲で歓楽を味わう同学年の人たち。しかし、生き残りを賭けた「ゲーム」は、既に始まっていた……。ちょっと主人…

「花の名前 第4巻 (花とゆめCOMICS)」最終巻。書き下ろしが甘甘。 「お兄ちゃんと一緒 第8巻 (花とゆめCOMICS)」だいぶ桜ちゃんに正直になってきた兄の顛末。

「結婚式は大騒ぎ! コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー (コラリーとフェリックスシリーズ) (コバルト文庫)」短編集。これは、前シリーズにつけるべきだろうよ！ 「東方ウィッチクラフト―人の望みの喜びを (コバルト文庫)」シリーズラスト。自称…

「名もなき毒」何回タイトル見ても「名もなき妻」と見間違えてしまう自分。図書館で、何百人待ち、だったのをやっと借りられました。グループ企業の社長の娘婿が、広報誌の編集員である……んん？この話読んだ？と思ったら、他の話のシリーズものだったみたい…

「“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)」どことなく西部劇っぽい世界では、天使たちの遺産として、「本」が発掘、嗜好品として楽しまれている。「本」は、人にストーリーとしての幻覚を見せる効果を持っている。人々は「本」に使われている技術を応…

「喪の女王 8 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)」八年に渡ってつづられた、「流血女神伝」シリーズの完結巻。様々な人々がいて、それぞれに苦しみ、喜び、人生を送ってきたこの世界の話が終わってしまうのはさみしいですが、完結巻らしく、い…