2007-07-13 読了本 読書 「夢館」親を亡くした四歳児が出会ったのは、吹原恭介。彼は自分の元に彼女を置き、他にも自分に陶酔する人々が集う館で暮らしていたが、海外に逃亡。この陶酔する人たちがきもちわるくてたまらん一冊でした。いや、ある意味面白いのですが。吹原氏、私はだいっきらいなのですが、その吹原氏に呪いかのように惹かれていく人々がグロテスクで、ものすごー……。吹原氏の毒がそれで薄れたような気がします。しかし、こいつのどこがいいのかなあ……頭はいいらしいけど……。 「先生を好きになった罰よ」 加代子「夢館」(佐々木丸美・講談社)P25より