読了本

• 「赤き月の廻るころ 二人の求婚者 (角川ビーンズ文庫)」母の故郷の国であるツァーリアへ出向いたレウリア。高飛車だけど彼女を口説きまくるジェラールとの再会に心ときめかせるも、何者かに狙われてしまう。彼女は危機を乗り越えることができるのか。努力の方向が多分間違っているレウリアがさりげなく可愛いですね。ラストでかなりやられました。そうきたか。これは、続き読まなくては……。

• 「V.T.R. (講談社ノベルス)」マーダーライセンスを持ちながらも、仕事を辞めたティーは、ヒモをしてしのいでいた。ある日かかってきた昔の女からの電話で、ティーは違う道を歩き始める。ふーん……作中作家のチヨダ・コーキのデビュー作、ということですが、んー、私はこれにはひかれないかなあ……面白くないことはないけど、面白いポイントが私とは違うかなと。

「俺、これ、ティーのつもりで作ったんだけど。そっか本人には自覚ないかな。顔が派手で絵になって、だけど中味があるのかないのか一見わからない」
Ａ「V.T.R. (講談社ノベルス)」（チヨダ・コーキ・講談社ノベルズ）p111より