読了本
- 「北の舞姫 芙蓉千里II」中国北部のハルピンで芸妓として身を立てているふみ。しかし、高名なバレリーナに踊りをけなされ、ショックを受ける。自分の踊りは、本当になっていないのか……。ぬおお、相変わらずすさまじい……と思っていたら、それ以上の超展開。うわわわ、次どうなるの?「流血女神伝」ばりのすさまじさよ。この時代の歴史っぽい内容もありますが、何よりも女の生きざまとしてすごいですなあ。多少ハードでもいいならおすすめ。
「だが気をつけな、黒谷さん。今は多少まともに見えるかもしれませんが、あれはちがう。自分の中の獅子に、いつか逆らえなくなるだろう」
「北の舞姫 芙蓉千里II」(須賀しのぶ・角川書店)p394より