読了本 - なまくらどもの記録 ver.2

「愛の誘惑は太陽の色 (ラズベリーブックス)」カタブツの外交官のイアンが依頼された今度の任務は、イタリア皇太子の庶子であるルチアの縁談をまとめること。ルチアは非常に魅力のある色っぽい女性だが、身持ちが悪いという噂をたてられてしまっていた。ルチアはまあ当然、イアンにひかれてしまうわけです。いわゆる、優等生が不良を好きになってしまうようなアレですな。もうちょい早めにイアン視点が欲しいところですが、中盤にならないとでてこないので、ちょっとタイミング逸したなーという感じでした。ルチアはルチアで、やたらと色仕掛けしたり、結婚申し込まれたら、キスしてみないとわかんないじゃ〜ん、と誤解されるようなことをしたり。自分なりにがんばっているんだけど、なかなかむくわれない感じがふびんでした。もっといい方法ないんかなーと。

「秘密のコテージ―伯爵夫人の縁結び〈1〉 (MIRA文庫)」美貌の未亡人で著名なフランチェスカは、ある賭けで売り残りの付添人の縁談をとりもつことに。付添人としてロンドンにやってきたコンスタンスは、フランチェスカの手によってみるみる間に変わっていき、求婚者が列をなすように。しかし、彼女の心は……。ううーん……いまいちかなあ……。しんからの悪役が出てくるロマンス小説は座りが悪い。しかも、この話での悪役のやっていることがまたまじで気色悪くてねえ……げー。ただ、フランチェスカ自身の行方は気にならないでもないけど……ううーん。