読了本
- 「幽霊伯爵の花嫁 囚われの姫君と怨嗟の夜会 (ルルル文庫)」幽霊伯爵というあだなの見ず知らずの男に嫁いだ、美貌を自覚しているサアラ。一見鼻持ちならないようなサアラの少女小説らしからぬ主人公っぷりが面白いシリーズですが、今回はさすがにここまでやっていいのかと……(笑)。いや、私は好きですけどね?ストーリーとしても、そーゆー展開はちーとしんどいなあ……。
「女性の都合に合わせて動くような、つまらない王子様に成り下がってほしいとは思いませんの。そんな安い王子様は、巷に溢れている恋物語の中で、頭の悪いお姫様を口説いていればよろしいわ」
「幽霊伯爵の花嫁 囚われの姫君と怨嗟の夜会 (ルルル文庫)」(宮野美嘉・小学館ルルル文庫)p149より
- 「シンフォニック・ロスト (講談社ノベルス)」中学の吹奏楽部で、うまくなりたいと必死で練習をはじめた泉だが、あこがれていた先輩が事故で亡くなったのを発見してしまう。それから、彼に「異変」が……。だいたい、そのあたりで混乱させようとしているんだろうなあという予想はしていたのですが、読み終わってもどこがどうだったのかよくわからなかった……。そしてややダーク。……というか、これでみんな中学生かよ!早熟すぎだぜ!