2013-09-07 読了本 読書 「三途の川で落しもの」三途の川で二人の印象の違う青年と出会った小学生。彼らを手伝って「現世」に行けと言われるが……。死にゆく人のさまざまな心残り。コメディあり、謎もあり、死もありで面白かったです。 「地獄に落ちるか落ちないかは、罪の多寡ではなく、魂の傷つき具合によるんだよ」 「三途の川で落しもの」(西條奈加・幻冬舎)p209より 「糸車」突如夫を亡くしたお絹は、行方不明の息子を探すために江戸に留まり、雑貨の行商を行っていた。その途中で知り合った人々と絆を結んでいくが……。なんともお絹の態度がかんにさわり、いらいらした結末になったしまった。この親子は自分勝手すぎる気がします。