読了本
- 「八百万の神に問う3 - 秋 (C・NOVELSファンタジア)」「楽土」を舞台にした特殊な和風設定のシリーズ。今回は、謎の護衛?トウロウがメイン。 次巻は最終巻。
- 「光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島」終戦から二十五年後の広島の中学校。原爆の被害に遭ったひとや、その家族がたくさんいる時代だが、そのとき何があったのか、聞こえてはこない。だから知ろうとして、ごく身近な人々に聞いてみようと思った。ごく身近な家族がいきなり「いなくなってしまう」不幸。その上、「本当に死んだのか」と信じられないという残酷な出来事が、敵も味方も、膨大に起こりうるということは、誰にとってもかなしいこと。こういいう本が、「ふと手に取れる」状況が必要だと思いました。
灯籠流しを初めて見たとき、不謹慎に聞こえるかもしれませんが、なんという美しい慰霊の習慣であろうか、と思いました。
「光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島」(朽木祥・講談社)p152より