読了本
- 「(P[ふ]4-1)英国幻視の少年たち (ポプラ文庫ピュアフル)」ある「事件」の後で英国に渡った日本人の大学生。伯母の家では不思議な出来事が起きるとある青年が呼ばれる。彼は「第二の目」を持っていて……。英国が舞台のひとでないものがうろうろしてくるファンタジー。「謎の組織」的な扱いをされているところがちょっと気になるのですが、途中までは面白かった。
- 「気仙沼ミラクルガール」気仙沼に実在するご当地アイドルグループについてのフィクションストーリー。ちょっと焦点が合っていないように感じたけれど、やはり実際の物語のパワーは強いなあと思いました。いっそのこと「大人目線のみ」でもよかったんじゃないかなあとか。ラストは……真実とはいえ……むむむ……でしたが。負けないでいってほしいです。
「大丈夫だ。最悪、おれが応援してやる。不服か?足りねえか?」
「気仙沼ミラクルガール」(五十嵐貴久・幻冬舎)p196より
- 「騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)」再読。最初に読んだのは、出版当時だと思いますが、完結した今読むと、やはり大人側の方が気になる。シェイドもこのころは若かったんだろうなあ。ペイシェンスこんなこといっとんたんか……。ブリッチはもてもてそうですねえ……。
「わたくしの子になるはずだったのに! ずるいわ、おまえはわたくしの子になるはずだったのよ!」
「騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)」(上)(ロビン・ホブ・鍛冶靖子訳・創元推理文庫)p384より