なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

 2007年下半期ライトノベルサイト杯の候補作で購入済みのものは、あと五冊!今週中に読もうっと。

  • 黒耀姫君 -はじまりのゆき- (B’s‐LOG文庫)」村の外れで占い師の養い子として育ったミケェヌは、兄のようにして育ったシオンに守られ、村の人にいじめられながらもすくすくと育っていた。出ることを禁じられた祭りの夜に、皇帝の宰相と出会ったことから、彼女の運命が動き始める……。

 なんつーか、スタンダードですな。非常に。「普通」のちょっと変わったところのある少女が、お前は特別な力、運命を持っている、といわれて旅立つ。少し違っている点は、その「運命」あたりの設定が漢字――つまり、和モノの設定であること。しかし、主人公の名前からしてわかるように、和モノらしさは作品自体には全くないので、そのあたりの違和感をなんとかできるのかどうか。この手の話は枚挙に暇がないぐらいなので、特筆すべきものが入るといいのになぁ。

  • エーミールと三人のふたご (岩波少年文庫)」ドイツの少年、エーミールは友達の海の別荘へ行くことに。母親が再婚したいということを聞いて、ちょっと落ち込み気味のエーミールだが、海をたんのうしていた。ふむふむ、という感じ。ケストナーらしいけど、ちょっと地味な作品でした。