読了本
- 「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)」婚約式も無事終わり、順調に結婚へ進み始めた二人。しかし、リディアの母の故郷から、リディアの婚約者と名乗る男性がやってきたことから、また妖精がらみの騒動が始まる。チェンジリングネタをこう使うとは！好きなネタだけに、もー燃えまくりです。リディアの攻めもいいわ〜。うまく状況とかぶせてますね。作者上手い！今回は爆笑ポイントがいくつか。楽しかった……。
エドガーとふたりになると、いつも思う。
距離が近すぎないだろうか。
リディア「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)」（谷瑞恵・集英社コバルト文庫）
- 「時載りリンネ!〈2〉時のゆりかご (角川スニーカー文庫)」新人さんの二作目。「時砕き」とはなったが、まだまだ修行の足りないリンネ。蔵書を寄付してくれた知り合いの人と仲良くなったリンネたちだが、彼女の持つ「時の経たない書棚」から今回の物語は始まる……。コンスタントには面白いんだけど、私にはちょっと味が足りない気がする。本ならではの楽しみみたいなものが、「本」をテーマにしているはずのこのシリーズには感じられないので、もっとも残念な点だ。「時」についてはちゃんと書かれているだけに、もっと残念。ビブリオマニアらしい描写が加われば、もっと面白い作品になると思うんだけど。近いと思われるのは、西尾維新。特に、「新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)」に人物関係が似ている。かなり軽くさわやかな「新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)」というところで。
あ、そうそう。凪ちゃんはキャラクターとしてあまりに狙いすぎでは（笑）。（作者、意外だったようですが、明らかに人気でるキャラだよなー）力も最強だし。切り札としては強すぎるので、敵方に入ること望む。とたんにダークになりそうや。
